脂肪を冷却する痩身治療として、クールスカルプティング(クルスカ)の他にもクールテックがあるみたいだけど、何が違うの?どちらの方が効果があるのか教えてほしい。
こんにちは、アラサーOLのまる(@maru_beautylog)です。今回はこんな疑問にお答えしたいと思います。
クルスカが一番有名みたいだけれど、最近ではクールテックを取扱うクリニックも増えてきて、しかも、クルスカより値段が安かったりして、実際にどれを選べば良いの?って思いますよね。
実際にクルスカを14回受けた脂肪冷却治療マニアとして色々調査してみましたので、ぜひ参考にしてもらればと思います。
クールスカルプティングとクールテックの違い
まず、クルスカとクールテックは、どちらもメスを使わずに脂肪を冷却することで脂肪細胞を破壊する治療である点は全く同じです。
なので、機器によって脂肪を冷却する方法であったり、ダウンタイム、痛みはほぼ同じと思って良いと思います。
クルスカが脂肪冷却機器の先駆け的存在であり、先発品となるので、クールテックはクルスカの後発品という位置付けになります。
クールテックは2つのアプリケーターが搭載されているクールテックと、4つのアプリケーターが搭載されているクールテック・ディファインの2種類ありますが、今回は【クールテック・ディファイン】を前提に説明します。
脂肪を破壊する仕組みは全く同じということを踏まえて、クルスカとクールテックの違いをまとめるとこんな感じです。
クールスカルプティング(クルスカ) | クールテック・ディファイン | |
①開発メーカー | アメリカ アラガン社(AbbVieグループ) | スペイン コクーン社 |
②治療実績 | 世界80ヵ国 400万回以上 | 世界40ヵ国 100万回以上 |
③第三者機関からの承認 | FDA(米国食品医薬品局)及び厚生労働省より承認 | 欧州安全規格CEマーク取得 |
④所要時間 | 35分~75分 ※アプリケーターにより異なる | 45分~70分 ※アプリケーターにより異なる ※4箇所同時施術可能 |
⑤施術可能部位 | 脂肪が1mm以上あれば施術可能 顔は顎下のみ施術可能 | 顎下は10mm以上、ボディは20mm~35mm程度の脂肪があれば施術可能 顔は顎下、フェイスラインも施術可能 |
⑥1回の価格※ | 29,500円 | 19,500円 |
⑦1回の施術で減少できる脂肪量 | 約20% | 約20% |
では、一つずつ説明していきたいと思います!
①開発メーカー
まずはクルスカですが、ボトックスでも有名なアメリカのアラガン社が開発メーカーとなります。
もともと、クルスカはゼルティック社が開発した機器ですが、2017年にアラガン社がゼルティック社を買収したことにより、現在はアラガン社が開発メーカーとなっています。
さらに、アラガン社について調べていたら、なんと2020年5月にアッヴィ社によるアラガン社の買収が完了したとのニュースを発見w
ということでアラガン社は、厳密に言うとアッヴィグループの一員のようです。医療・製薬業界はM&Aが激しいですね。
一方、クールテックは2010年にスペインのバルセロナに設立されたコクーン社が開発メーカーとなっています。
やはり、先発品クルスカの開発メーカーであるアラガン社の方が、脂肪冷却に関する研究開発実績はあると思いますが、どちらもきちんとした医療メーカーなので、両社とも特に問題ないと思います。
②実績
それぞれの治療実績ですが、クルスカが約80ヵ国で400万回以上あるのに対し、クールテックは約40ヶ国100万回以上と言われています。
上記については2015年時点の少し古い実績なので、今はどちらもさらに多くの国で使用されているかと思います。
日本国内のみの実績は調べても出てこなかったのですが、やはりここは先発品であるクルスカに軍配が上がるのかなと思います。
③第三者機関からの承認
続いて第三者機関からの承認ですが、クルスカは2010年にFDA(米国食品医薬品局)、2017年に厚生労働省から医療痩身機器としての安全性と効果について承認されています。
一方、クールテックについては欧州安全規格であるCEマークを取得しています。
しかし、CEマークというのはあくまで製品をEU諸国に輸出するための安全基準を証明するものであり、医療機器としてその安全性や効果が承認されたものではないという点は注意です。
なので、この第三者機関による承認という観点においては、FDAと厚生労働省のダブルで承認を得ているクルスカが大きくリードしているといっても過言ではないと思います。
特に、日本の厚生労働省からも医療機器として承認されているため、クルスカの効果に対する信頼性はかなり高いと思います。
実際に私がクルスカを受けようと思ったのも、国のお墨付きがついた治療であれば、失敗しないだろうと思ったからです。
④所要時間
所要時間については、クルスカが35分~75分、クールテックが45分~70分とほぼ同じくらいですね。
クールテックは1台で4つのアプリケーターが搭載されているため、4箇所同時に冷却することが可能です。複数箇所を受ける場合にはクールテックの方が効率的に施術を受けることができますね。
ただし、クールテックのアプリケーターが4つに分かれてはいるものの、一説によると、クルスカのアプリケーター1本分と同様の出力を出せる技術は開発されていないようです。
そのため、クールテックはアプリケーターが分かれていることによって、出力も分散されてしまうと言われているようです。
⑤施術可能部位
クルスカもクールテックも同じ仕組みを用いた痩身治療となるので、施術可能部位はほぼ同じになります。
クルスカであれば脂肪の厚さが1mm以上、クールテックであれば顔は10mm以上、ボディは20~35mm程度であれば施術可能と言われていますが、クルスカでも脂肪の厚みがない部分は適応外となってしまうことがあるので、実際にはそこまで差はないのでは?というのが個人的な所感です。
なので、施術可能部位としてはクルスカかクールテックの違いというよりも、クリニックで所持しているアプリケーターの種類に依存するのでは思っています。
クリニックによっては保持しているアプリケーターの種類が少なく、自分の希望する部位は施術不可となる場合もあるので、カウンセリング時に確認すると良いと思います。
また、顔についてはクルスカは顎下のみ施術可能なのに対し、クールテックは顎下とフェイスラインどちらも施術可能となっています。
クールテックでフェイスラインの脂肪を落とせるのは、個人的にも良いなと思いました。
⑥価格
価格についてはクリニックによってかなり差があるので、今回は恐らくクルスカ、クールテックともに国内最安値のブランクリニックを例にご説明したいと思います。
ブランクリニックの価格は下記の通りです。
クールスカルプティング(クルスカ) | クールテック・ディファイン | |
1回の価格 | 45,000円 | 29,000円 |
10回コース | 295,000円 (1回あたり29,500円) | 195,000円 (1回あたり19,500円) |
20回コース | 490,000円 (1回あたり24,500円) | 290,000円 (1回あたり14,500円) |
備考 | 10回コース・20回コースの場合は1回分消化+11,000円でクルスカに変更可能 |
クルスカの値段も十分安いのですが、それにしてもクールテックの値段が衝撃的。コースであれば1回あたり2万円以下です…!
私がクルスカを受けようか検討していた頃は、そもそもクールテックを取扱っているクリニックが少なく、値段もクルスカとほぼ同額(もしくはそれ以上)のクリニックがほとんどでした。
であれば、FDAと厚生省から承認されているクルスカの方が良いと思い、脂肪冷却するならクルスカ一択と思っていました。
しかし、ブランクリニックのクールテック10回コースの場合、今やクルスカの約2/3の値段で受けられるので、今回この記事を作成するにあたって色々調べていた私自身がクールテックにかなり興味を持ってしまいました。笑
⑦効果
1回の施術で減少できる脂肪量はクルスカ、クールテックともに約20%です。
クリニックによってクールテックは、1回の施術で30~40%減少すると記載しているところも見かけましたが、クールテックは医療機器として第三者機関の承認を得ていないこと、クルスカほどの出力は出ないと言われていることを加味すると、クールテックの効果がクルスカを超えることはないのではと個人的には思っています。
判断ポイントは第三者機関からの承認有無と価格
以上、クルスカとクールテックの違いについてお伝えしてきましたが、つまるところ両者の大きな違い、すなわち判断ポイントは下記の2つになると思っています。
- 第三者機関から医療機器として安全性と効果が認められているか
- 価格
確かにクールテックはFDAや厚生省からの承認はないのですが、ないからといって全く効果がないか?というとそうではないと思うんですよね。
例えば、リフトアップの施術で有名なHIFU治療を例に考えてみると、FDAから承認を受けているのはHIFUの先発品であるウルセラだけです。
その後、ダブロやウルトラセルQプラスなどの機器が後発品として普及していますが、それらは第三者機関からの承認は受けていません。
美容医療に限らず、後発品の強みはいかに手頃な価格で提供できるかになると思うので、わざわざ手間やコストのかかる第三者機関の承認を取得しないのだと思います。
もちろん、先発品であるウルセラほどの効果には及ばないとも言われていますが、ダブロやウルトラセルQプラスも効果はありますので(だからこそ普及している)、お手頃価格で受けられるのであれば、ウルセラ以外の選択をするというのもありだと思っています。
以上を踏まえて考えると、もし私だったらこんな基準でクルスカかクールテックを選ぶかなと思います。
- クルスカとクールテックの値段差が20%未満の場合はクルスカを選択
- クルスカとクールテックの値段差が20%以上の場合はクールテックを選択
もし、クルスカとクールテックの値段が同じだったら、それは迷わずFDAや厚生省の承認を受けているクルスカを選択します。
けれど、20%以上値段の開きがあるのであれば、クールテックを選んでも良いかなと思いました。
もちろん、20%というのは私個人の考え方なので、人によってはどんなにクールテックが安かろうとクルスカを選ぶ人もいるでしょうし、1円でも安いならクールテックを選ぶ人もいると思います。
これはもう価値観の問題なので、何が正解というのはないと思います。
まとめ
まとめると、クルスカとクールテックの大きな違いは第三者機関の承認を得ているかどうかと価格くらいなので、その2つを判断ポイントにすると良いと思います。
参考までに、クルスカとクールテックの国内最安値のブランクリニックの場合、クルスカよりもクールテックの方が30%以上安く受けられるので、もし次に私が脂肪冷却治療を受けるとしたらクールテックかなと思っています。
クールスカルプティング(クルスカ) | クールテック・ディファイン | |
1回の価格 | 45,000円 | 29,000円 |
10回コース | 295,000円 (1回あたり29,500円) | 195,000円 (1回あたり19,500円) |
20回コース | 490,000円 (1回あたり24,500円) | 290,000円 (1回あたり14,500円) |
備考 | 10回コース・20回コースの場合は1回分消化+11,000円でクルスカに変更可能 |
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なお、紹介割引が適用される方法はこちらの記事で詳しく説明しています。