この前、脂肪溶解注射を打ったけど全然効果がなくてショック。脂肪溶解注射は意味ないって言っている人もいるけど本当なの?追加で打つべきか悩んでいる。
こんにちは、アラサーOLのまる(@maru_beautylog)です。今回はこんな疑問にお答えしたいと思います。
せっかくお金をかけて打ったのに効果がないと悲しいですよね…私も脂肪溶解注射で15万円ほど無駄にした経験があるのでよく分かります。
これからご紹介する「脂肪溶解注射が効果が出ない原因と解決策」を読んでいただければ、脂肪溶解注射で失敗することはほとんどなくなると思います。
実際に脂肪溶解注射を100本以上打ってきて、脂肪溶解注射の失敗経験もある私から、脂肪溶解注射で効果が出ない4つの原因と、その解決策について詳しくご説明します。
脂肪溶解注射をしたのに効果がない原因4つ
脂肪溶解注射をしたのに効果がない原因として、下記の4つが考えられます。
- デオキシコール酸が含まれていない
- 必要本数を複数回打っていない
- 希釈されている
- 注射の成分が自分に合ってない
では、一つずつ説明していきますね。
①デオキシコール酸が含まれていない
まず第一に、これから打とうとしている注射にデオキシコール酸がしっかり含まれているかどうかがとても重要です。
実は、脂肪溶解注射は主成分の違いから大きく3つに分類することができます。
- デオキシコール酸
- フォスファチジルコリン
- 植物由来成分
その中でも、脂肪溶解作用があると科学的な根拠があり、日本の厚生労働省にあたるFDA(米国食品医薬品局)に承認されているのは、デオキシコール酸だけ。
つまり、フォスファチジルコリンや植物由来成分が主成分の脂肪溶解注射は「脂肪溶解注射」と呼ばれているものの、本当に脂肪が溶解されるかは未知数なんです。
特に、植物由来成分に注射ついては脂肪溶解というより、むくみ取り目的と思った方が良いでしょう。
ちなみに、フォスファチジルコリンは一部の論文では脂肪溶解作用があると言われているそうですが、FDAの承認には至っていないようです。
さらに、デオキシコール酸が含まれているだけでなく、その濃度を確認するこも重要です。
というのも、確かにデオキシコール酸が含まれているものの、あまりにも微量すぎて脂肪溶解の効果がかなり弱い脂肪溶解注射も存在するからです。
その代表的な注射が、恐らく国内の脂肪溶解注射で一番有名であろうBNLSneoなのですが、デオキシコール酸濃度はたったの0.0001%。
クリニック側は「FDA承認のデオキシコール酸含有!」と高らかに宣伝していますが、0.0001%の微量では、脂肪溶解作用はかなり弱いと思った方が良いでしょう。
BNLSneoはどちらかというと、植物由来成分の注射になります。
ちなみに私が失敗した脂肪溶解注射がまさにBNLSneoです。美容医療デビューしたての頃に15万円ほどかけて合計40本以上打ちましたが、残念ながら全く効果がありませんでした。
なお、脂肪を溶解したいのならば、デオキシコール酸濃度の目安としては0.5%以上が望ましいです。
デオキシコール酸濃度が0.5%以上の注射については、後半でご紹介しますね。
②必要本数を複数回打っていない
脂肪溶解注射で効果がないと言っている方の話をよくよく聞いてみると、そもそも、必要本数を複数回打っていないことがよくあります。
脂肪溶解注射は脂肪吸引のような外科手術ではないので、たった1回で劇的な変化を感じることは難しいです。
なので、脂肪溶解注射で効果を出すには、必要本数を複数回打つことが大前提になります。
1回あたりの必要本数は部位によって異なりますが、おおよその目安は下記のような感じです。
クリニックによってはcc単位となっている場合があります。その場合は1本=1ccと変換ください。
- 頬(法令線付近) 1~3本
- 口角 (片側)1~3本
- フェイスライン(片側) 4~5本
- 顎下(二重顎) 5本~10本
- 二の腕(片側) 5~15本
- 脇肉(片側) 10~15本
- 腰背部 (片側)10~15本
- 腹部 10~30本
- ヒップ(片側)5~15本
- 太もも(片側) 5~15本
- ひざ上(片側) 5~10本
- ふくらはぎ(片側) 5~15本
必要本数は個人差がありますので、実際の必要本数は前後する可能性があります。
しかし、上記の目安に対してあまりにも少ない場合には、思ったような効果が出ない可能性があるので注意が必要です。
なので、脂肪溶解注射を打つ場合には必ず施術部位の必要本数を確認して打つようにしましょう。
1本3000~4000円程度の手頃な価格から受けられるのが魅力的な脂肪溶解注射ですが、数本レベルではほぼ効果が実感できないと思った方が無難です。
続いて必要回数ですが、脂肪溶解注射の場合は3~5回打つことで効果が実感できると言われています。
なので、例えばフェイスラインに脂肪溶解注射を打つ場合は、おおよそ30本以上は必要と思った方が良いでしょう。
1回あたりの必要本数は両頬で10本×3回=30本
③希釈されている
数としては少ないものの、クリニックによっては注入液を希釈(薄く)している場合があります。希釈されていると、当然ですが効果は弱まってしまいます。
希釈されているかどうか見分ける方法としては、下記の2つがあります。
- クリニックの公式サイトで希釈されていないことを確認する
- 直接クリニックに問い合わせる
まずは、クリニックの公式サイトで希釈に関する記載があるか確認してみましょう。
割ときちんと公式サイトに明記されていることが多いです。「希釈していません」とか「原液を使用」といった文言が書かれていれば大丈夫です。
ただ、クリニックによっては記載がない場合がありますので、気になる場合は直接クリニックに問い合わせるのもアリだと思います。
ちなみに、私がカベリン注射を打った時には、こんな感じでクリニックに直接問い合わせしました。
クリニックによっては原液の他に麻酔が追加されている場合がありますが、麻酔は効果に影響がないので大丈夫ですよ。
④注射の成分が自分に合っていない
これまでご紹介した①~③に該当しないのであれば、基本的には効果は出ると思います。
それでも効果がない場合は、残念ですが、注射の成分が自分に合っていない可能性が考えられます。
どうしても効果には個人差があるので、思ったような効果を実感できない場合には、脂肪溶解注射以外の施術を検討しても良いと思います。
脂肪溶解注射以外のおすすめの施術は記事の後半でご紹介しますね。
脂肪溶解注射をしたのに効果がないときの解決策4つ
原因の裏返しになりますが、脂肪溶解注射で効果が出ないときの解決策は下記の4つになります。
- デオキシコール酸濃度0.5%以上の注射を選ぶ
- 必要本数を3~5回打つ
- 希釈されていないクリニックで受ける
- 脂肪溶解注射以外の施術を試してみる
①デオキシコール酸濃度0.5%以上の注射を選ぶ
これまでお伝えした通り、デオキシコール酸が含まれているだけでなく、ある程度の濃度があることがとても重要です。
国内のクリニックで取り扱っている、デオキシコール酸濃度が0.5%以上の主要な脂肪溶解注射は下記の4つです。
施術部位に応じて、下記いずれかの注射を選ぶことをおすすめします。
注射名 | デオキシコール酸濃度 | 推奨施術部位 |
カベリン(カベルライン) | 0.5% | 顔 |
チンセラプラス | 0.8% | 顔・ボディ |
FatX | 1.0% | ボディ |
LINEfit | 1.0% | ボディ |
私の場合、BNLSneoは40本打っても全く効果がありませんでしたが、カベリンに変えたら効果を実感することができました!今後、BNLSneoを打つことはないと思います…
なお、デオキシコール酸は脂肪を溶解する作用がある一方で腫れの原因になります。
なので、濃度が1%あるFatXやLINEfitはダウンタイムが1週間以上続く場合もあるので、個人的にはボディ向きかなと思います。
顔であればカベリンかチンセラプラス、ボディであればチンセラプラス、FatX、LINEfitから選ぶと良いでしょう。
ちなみにLINEfitはFatXの後発品だそうです。デオキシコール酸濃度は同じでも、LINEfitの方が比較的安価になることが多いようです。
参考までに、植物由来成分が主成分のBNLSneoとその進化版であるBNLS Ultimateのデオキシコール酸濃度は下記の通りです。
BNLS Ultimateのデオキシコール酸濃度はBNLSneoの200%増と言われていますが、そもそもBNLSneoが微量すぎるのでBNLS Ultimateも少ないです…
注射名 | デオキシコール酸濃度 |
BNLS neo | 0.0001% |
BNLS Ultimate | 0.0003% |
BNLSneoとカベリンと比べると、その差はなんと5000倍。
なので、カベリンはよく「BNLSneoで効果を感じられなかった方におすすめ」と言われるほどです。
実は、BNLS注射とデオキシコール酸濃度0.5%以上の注射では値段もさほど変わらないので、個人的にはわざわざBNLS注射を選ばなくても良いのではと思っています。
②必要本数を3~5回打つ
脂肪溶解注射は複数回打つことで効果を実感することができます。
なので、まずは施術部位の必要本数を3~5回程度打ってみてください。
もちろん、人によっては1~2回で効果を実感する場合もあるので、効果に満足できれば継続しなくてもOKです。
③希釈されていないクリニックで受ける
脂肪溶解注射を希釈して打っているクリニックはかなり少ないと思いますが、もし希釈されている場合は別のクリニックで打つことをおすすめします。
クリニックによっては希釈していることを表に出さないこともありますので、口コミで希釈の噂があるクリニックも避けた方が良いでしょう。
とは言え、希釈しているクリニックはかなり少ないと思うので、そこまで神経質にならくても大丈夫です。
④脂肪溶解注射以外の施術を試してみる
デオキシコール酸濃度0.5%以上の注射を複数回打ってみたけど、効果を実感できないという場合には、クールスカルプティング(クルスカ)もしくはウルトラセルQプラスリニアを試してみると良いと思います。
施術名 | 脂肪を減少する方法 | 価格帯 |
クールスカルプティング(クルスカ) | 専用の冷却装置で脂肪を一定時間冷却させることで脂肪細胞が自然死し、脂肪が減少する。 | 1回約4万円~ |
ウルトラセルQプラスリニア | 線状の超音波レーザーを当てることによって、脂肪細胞が破壊され、脂肪が減少する。 | 1回約4万円~ |
クルスカは冷却することで脂肪を破壊するのに対し、リニアは熱で脂肪を破壊するといったアプローチです。
私はクルスカとリニアどちらも受けたことがありますが、1回で落とせる脂肪が多いクルスカの方がおすすめです。
まとめ
以上、脂肪溶解注射をしたのに効果が出ない原因と解決策をお伝えしました。
基本的には下記の3つを守れば、脂肪溶解注射で失敗する(効果が出ない)ことは少なくなると思うので、ぜひ試してみてくださいね。
- デオキシコール酸濃度0.5%以上の注射を選ぶ
- 必要本数を3~5回打つ
- 希釈されていないクリニックで受ける
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